りんぼうです!自分は3流中小企業で心を病んだことで思い切って退職、30前半で無職になった独り暮らしです。
会社の人間関係に精神的に追い詰められ、「自分の好きなことで生きていきたい」という危険すぎる考えの元会社から逃げるように無職になりました。
私が仕事を辞めた直後のステータスと、無職になって3ヶ月経った今の現実について話します。「今死ぬほど仕事が辛いけど辞めたら無職になってしまうしどうしたらいいんだろう」とお考えの方がいらっしゃったら是非ともご参考になさってください!こんな人間もいるということが励みになれば幸いです。
2025年3月末で退職した時の私のステータス
貯金:300万
副業:イラスト(月々1万)
家賃:6万
資格:無し(運転免許も無い)
やりたい事:たくさん
こんな感じです。う~ん、我ながらかなり見切り発車ですね。
私は一人暮らしで家賃もそんな高くは無く、資格は無いですが借金も無い、でもやりたかったことは色々ある、そんな状況でした。
下記に「無職になって実際どんなことが変わったか、どんな生活になったか」を書き記していきます。10個ほど並べてみました。良い点が5個、悪い点が5個です。
〇良い点:会社に行かなくて良い
朝早くから死んだ目で出かける準備をし、行きたくない行きたくないと思いながら体を無理やり動かして電車に乗り、満員電車でガン萎えしながらスマホに目を落とす。
そんな日々が終わります。終わるんです。
今まで自分を苛んでいた上司も、心無い台詞を吐いて来る同僚も一気に消滅しました。テンションブチ上げといったところでしょうか。
同時に、自分が今までどれだけ彼らの顔を思い浮かべながら生活してきたかを知ることになります。
今は割とマシになってきましたがダメージは深く、初めのうちは朝起きた瞬間から仕事場の情景が思い浮かんで、その後午後になるまでずっと会社生活を思い返しては落ち込んでいました。今月もメンタルクリニックに通っているような有様です。
しかしやはり解放感はひとしおです!もう二度と会社に行かなくて良いんだ・・・!!!
〇良い点:生活習慣改善
よく言われがちですが、例えば「正午に起きて夜中の3時に寝るような生活になる」といった事はありませんでした。
逆に(仕事が無いという解放感のおかげか)朝起きるのが苦ではなくなり、
1.読書 2.ジム 3.お買い物 4.イラスト製作 5.ブログ執筆 6.副業準備 7.ゲーム
これら7つがなんと1日で手掛けられてしまいます。
これは毎日遅くに帰っては疲れ切った状態で酒を飲みながら動画を見て、力尽きるように眠るような生活をしていた身からすると考えられないことです。
なお現在の平均就寝時間は22時です。仕事をしていた時は24時に寝ていれば早い方でした。
〇良い点:平日の空いた時間にお買い物やサウナ、喫茶店、映画館に行ける
会社帰りの時間は早くとも19時以降になるので、当然スーパーや各種施設は大勢の人がひしめいているような状況です。地元のサウナは満員ですし、映画館のエグゼクティブシートも当然埋まっています。
無職の今、平日の朝10時にスーパーを利用することができます。当然買い物客はまばらでストレスフリーにお買い物ができます。人の少ないスーパーでの買い物は気持ちが良いです。
サウナも流石に午前11時は空きに空いていますし、午前10時の喫茶店もまあ大体好きな席に座れますそれでも割と仕事している人が多く、入社時の面接の打ち合わせを思い出して気が滅入りました。
個人的には映画館が一番嬉しかったです。何しろ「メンバーズデイ※」の午前中に利用できるんですよ!
※:映画館は平日の火曜とか水曜とかにチケット代が安くなるキャンペーンやってることが多い(「シネマズデイ」などの名前が付いている)
普段2000円とかのチケット代が1300円とかに下がる超お得なキャンペーンです。これを利用するには、「有給を取る」 or 「夜遅くに仕事に疲れ切った体を無理やり映画館に引きずっていく」かの二択でした。それを元気いっぱいの真昼間に利用できるんです。個人的には革命でした。
〇良い点:性格が穏やかになる
自分を取り戻したといった方が正確でしょうか。
仕事先ではほぼすべての事柄について本心とは異なる行動を強いられていました。
まるで仕事を教えてくれない上にパワハラしてくる上司、間違いだらけの倫理観にさも正しいかのように同調しておかないと排斥される終わり切った人間関係、心にもないおべっかを使いながら張り付いたような笑みを浮かべ続ける毎日・・・・・・上げ出したらキリがありません。思い出しただけで気分が悪くなってきます。
そうした毎日を過ごすうち、やはりストレスは蓄積していきます。生きるためには仕方なかったとはいえ、人の精神には不健康すぎる環境で何年も暮らしたツケは「攻撃的な人格の形成」という形で表面化していきました。気づくと上司の悪口を言い、誰かを蔑み、愚痴を言い続けていました。
日々段々と険が取れていくようです。近隣の方に笑顔で挨拶して驚かれたりもしました。久しぶりに会う人間から「あれ?元気になった?」と言われることもあって、はたから見ても分かるほど変わったようです。
同時にこのまま働き続けていたらどんな人間になっていたかが恐ろしくもあります。仕事先には信じられないくらい攻撃的な人間が数多くいました。僕もいずれそうなっていたんでしょうか・・・(;´Д`)
〇良い点:物事に興味が出てくる
疲れ切った状態から解放され、徐々に元気を取り戻してきます。
そうなると、今までは目に入ってもまるで興味を示せずにいた物事に俄然興味がわいてきます。
今までまるで魅力的に思えなかった副業や、体を鍛えて健康を維持することへの関心、外食ばかりだったのが自炊に目覚め始め、知識を求めるようになって本を手に取ります。
やりたいと思っていたことだけではなく、別に興味も無かったことにすら興味が出てくるんです。これも仕事を辞めて元気になったからですね。
×悪い点:やはり金銭面は心許なくなる
これはよく言われるやつですね。実際かなり心細いです。
収支が毎月マイナスになるのは結構心理的なダメージがあります。無職になったことで精神面は回復していきますが、生活面は困窮へ向けてゆっくりと推移していきます。銀行の残高がゆっくり減っていくのは見ていて恐ろしいです(;´Д`)
収入がゼロ、とまでは言いませんが仕事してる時に比べたら雲泥の差です。貯金も下記のように減っています。
退職時300万➡現在240万
年金や健康保険については免除や減免を駆使して何とかやっていけなくも無いですが、老後を考えるとベストな選択かどうかは人によると思います。
また、住民税の減免に関しては僕のように自己都合退職をした人間には適用されませんでした。これは自治体によると思います。
ただ、これによって節約志向にならざるを得ないのはプラスですね。否が応でも危機感を煽られるので。外食はもうほぼしていませんし、自炊がメインになっています。お菓子やお酒も買わなくなりました。他には新たな副業や資産の管理方法、無駄なクレカの解約などを進めています。
×悪い点:各種手続きがめんどくさい
年金の切り替え手続き、国民健康保険への切り替え手続き、失業保険(別名:雇用保険)の申請などなど・・・。
今までは会社がやってくれていた年金や健康保険関係の手続きを自分でやらないといけないのは面倒くさかったです。私のようなものぐさ人間にとって、自分から進んで手続きしなければならないこれらは面倒で辛い作業でした。勉強にはなりましたが。
理解するのに時間がかかるのも良くないですね。どれもこれも学校教育でガッツリやっといて欲しいです。決して分かりやすくないので。
失業保険を手に入れるためハロワにも行きました。職員さんは大体の方が親切でしたが、中にはとげとげしい話し方をするオバサンもいて正直気分は良くありませんでした。
×悪い点:蓄積したダメージが一気に出る
精神面か、肉体面か。
いままでの疲労&ストレスが仕事を辞めた脱力により一気に出ます。具体的には座ってても立っててもめまいが起きたり、正体不明の体調不良が数カ月続きます(僕の場合は2~3ヶ月でした)。
自律神経をやられたことによる一時的なダメージ?のようなのですが、耳鼻科に行ったら先生に「これ(原因が)わっかんねぇな・・・(原文ママ)」と言われました。えぇ・・・同時に「脳の異常ではないね」とも言われています。
ただ、これは人によると思います。どうあっても体調を崩すというわけではありません。ただ僕の場合は結構長かったです。というか今もちょっと具合悪いですね(辞めてから4か月目)
×悪い点:周りの人間が社会復帰を促してくる
「いつまでも無職と言う訳にはいかないぞ」、「どうせまた就職するんだろ」などと周りが就職へ向けて急かしてきます。僕が病んで辞めたという事実を知ってもまるで態度が変わりません。
かなり穿った見方だと自分でも思いますが、「自分のそばに無職の人間がいることが耐えられない」というだけなんじゃないかとすら思えますね。僕のためを思って、みたいな顔しながら本当は自分の立場を守りたいだけなんじゃないでしょうか。
どうやら無職は周りの理解を得辛いようです。世間全体で見ても、やはり無職への風当たりは強いと感じます。
ただ、周りのことなど気にしない強靭なメンタルを持っている方には問題にはならないでしょう。
×悪い点:やること無いと本当に暇
これは僕というよりむしろ人づてに聞いた話ですが、やりたい事が溜まった状態でやめたりしない限り仕事してる時間がそっくりそのまま何もない時間になる方もいらっしゃるようです。
結構しんどいですねこれ。これが原因で早々に仕事に戻られる方もいるんだそうです。
ただ、兼ねてよりやりたいことがたくさんあったような人間には無関係ですね。
以上です。
人によって違うのでしょうが、僕は無職の今が人生で一番楽しいです。不安もありますが、総合して考えるとそういう結論になります。
いざ無職になると、「無職になったら周りからなんて言われるだろう」、「お金の問題もあるし、働いていた方がいいんじゃないか」といった不安をしていた頃が懐かしいです。
どれだけ仕事に苦しんでいたか、辞めた後で初めて分かりました。人間関係に悩まず好きなことをする時間は、人生において必要な休憩です。
完全に余談ですが、初めて野球を見に行きました。球場ってこんなに広いんですね~

ではまた。
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