お疲れ様です!りんぼうです。
連日ブログを書いていますが、これで11回目になるようです。3日坊主の私にしてはよくやっている方です。引き続きよろしくお願いいたします。
今日は「仁義なき戦い」について。
皆さんは、「仁義なき戦い」という映画をご覧になったことがおありでしょうか。
1973年?くらいに上映されたとっても古い邦画でして、広島ヤクザの抗争を描いた名作です。時代に翻弄されるヤクザの若者、ろくでもない親分がヤクザ組織にもたらす悪影響、裏切りに次ぐ裏切りに、抗争に次ぐ抗争。
そうした動乱の時代を生きる「広能昌三」という極道を主人公に据えて展開される物語は大変練られています。様々な極道の視点を描く群像劇でもあるのですがどの視点も面白くて引き込まれるんですよね。
俳優もすごいです。敬称略で失礼しますが、菅原文太(今の若い人には「ワンピースの赤犬のモデル」と言った方が伝わりが良いかもしれません。)に梅宮辰夫、松方弘樹に田中邦衛(こちらは黄猿のモデル)、他にも成田三樹夫(名脇役、悪役で有名)や北大路欣也までおり、他にも様々な大御所が出ているのですが、何が凄いって皆若いんですよ。
若すぎて誰が誰だか分からないレベルです。後から名前を調べたら知ってる顔が出てきて「この人ってこのおじさんだったの!?」となること必至です。この現象が数回にわたって発生するのもこの作品の面白いところですね。千葉真一はともかく小林稔二や八名信夫なども若すぎて誰が誰だか分かりませんでした。
菅原文太や梅宮辰夫らがバリバリの広島弁であれやこれや言い合ったりするのを見ているだけでも面白いです。迫力がすごいです(語彙力の欠如)。広島弁自体も聞いているうちに癖になってくるというか、口にしてみたくなる台詞がたくさんあって魅力がたっぷり詰まっている方言だと感じました。また、知らない俳優さんが滅茶滅茶男前だったり、見たことの無い人が渋い声でかっこよくスマートに会話する場面を見るとなんだか得した気分になります。
「弾はまだ残っとるがよ」、「我がおらんようになったらどうなるかの」などの剣呑とした(それでいて味わい深い)台詞もかっこよくて好きですが、「起こしてくれや、おう」や「イモじゃイモじゃ」などの笑ってしまう台詞も聞いていてなんだか心地よくなってきます。
喧嘩のシーンはカメラワークやバタバタした動きもあって「うわあ、なんだか大変そうだなあ」という他人事のような感想を抱くのですが、そんな中銃を撃てば人が死んでしまいますし、謀略の犠牲になる人の多いこと。争いが続く中で出続ける犠牲者を見るたびにシビアな世界観にも圧倒されます。
ともかく傑作です。見ていて飽きない映画ですし、今ならNet〇lixで見放題ですのでご興味の湧いたかたは是非ともご覧になってください。お手元にはおやつとお茶など好きなものを用意されることをお勧めします。本当におもしろいですよ。
今後も今回のような映画紹介の回を設けようと思います。映画について語るのは楽しいですね。
ではでは。
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