グラディウスⅢ(SFC)とかいう神ゲー

りんぼうです。

晴れた日に朝早く表に出るととても気分がいいですね。目の痛みや腰の痛み、体の倦怠感などがすーっ・・・と引いていくような感覚があります。本当に30代か?

 

 

 

AC版じゃないよ。SFC版だよ。

ここをちゃんと言っておかないと有識者の方からお叱りを受けかねないと思いましたので初めに言っておきます。

グラディウスⅢというゲーム、皆さんはご存知でしょうか。

グラディウスシリーズは言わずと知れた横スクロールシューティングゲームの金字塔でして(シューティングゲームに興味を持たれる機会が無かった方はこの時点でもう付いてこれないと思いますが、今回こんな感じです。スミマセン・・・)、初代グラディウスにて「赤カプセルを取得しながら装備を強化し、分身であるオプションを増やしながらステージを攻略していく。死んだら装備は全部没収される」基本システムはすでに確立。分かりやすくかつ作り込まれた作品は次作のグラディウスⅡにて大幅な進化を遂げます。

今でこそおなじみ(といってもグラディウスシリーズは2004年発売のグラディウスⅤにて現状途絶えてしまっているのですが・・・)になりましたが、2作目にして武装選択画面が追加されました。ミサイル、ダブル、レーザー、そしてシールドまでも種類が増え、戦略が大幅に広がっています。ボスの種類も10倍くらいに増え(事実)、縦方向に画面がスクロールするステージも現れてビックバイパーの機動性をいかんなく発揮できます。今でもⅡが傑作だという方は多いようですね。それだけの名作でした。

そして満を持して現れたⅢはまずアーケードゲームとして生を受けました。

異常ともいえる難易度、所々にある無視できない理不尽さ、一般ユーザーを置き去りにするその作風を前に大量のビックバイパー君の残骸が積み上がりました。しかしかえって病みつきになったプレイヤーもいたようで、AC版Ⅲは今でも多くの愛好家に嗜まれるスルメゲー(噛めば噛むほど味が出るスルメのように、プレイする度に味わい深さを感じるゲームのこと)として現在では愛されて(また憎まれて)いるようです。しかし今回紹介するのはSFC、つまりスーパーファミコン(made in 任天堂)にて発売された家庭用バージョンのグラディウスⅢです。

 

とても遊びやすい

SFC版グラディウスⅢは言うなれば「マイナーチェンジされて遊びやすくなったグラディウスⅢ」です。良作として知られており、遊びやすさといい出来の良さといいとても面白いゲームです。私もちっちゃいころにずっと遊んでいた記憶があります。

システムとしては初代から連綿と続くパワーアップシステムを踏襲。武装選択画面ではAセットやBセットなど武装をセットで選ぶだけではなくエディットモードもあり自由な装備を組めます。多種多様なオプションタイプがあり、羽を広げたような陣形のオプションや、自機を囲んで回り続けるオプションなど個性的なオプション陣形が楽しめました。さらにエネルギーレーザーが大幅強化されたり、リデュースが強化されたりと遊びやすさに磨きをかける要素が多く存在します。

デストロイゼムオールの掛け声とともに宇宙空間に発進したビックバイパーはAC版でもおなじみの砂漠ステージや泡ステージに突入していくわけですが、砂漠ステージの獅子はリストラ(獅子なのに)され、泡ステージはボーナスステージが隠されていたりと早速AC版との違いを見せつけてくれます。難易度は全体的にかなり下がっているようで、理不尽な死に方をした覚えはありません。

ステージ4が細胞ステージではなくモアイステージになっていて細胞ステージはAC版には無い最終ステージに変わっています。3D視点のボーナスステージは消え、代わりに下記ステージに条件付きのボーナスステージが隠されています。なお私は最近まで2と5しか知りませんでした。

ステージ2(泡)

ステージ3(火山)

ステージ5(溶岩)

ステージ7(高速)

ステージ5の火山岩は当然ショットで壊せたり、ステージ6の手のような植物に掴まれるとビックバイパーが握りつぶされたり、AC版に存在したキューブ地帯が削除されていたりします。難易度は低下しているというか、私の感覚では「適正になっている」という気がします。キューブ地帯なんかは最たる例だと思います。私はAC版をプレイしたことが(厳密には)無いのですが、聞くところによると最善を尽くそうがキューブの機嫌次第で容赦なくビックバイパーがぺちゃんこになるそうです。おかしくない?

 

作り込まれた調整版に名BGMを添えて

特筆すべきはボスラッシュでしょう。計5体のボスが次々に登場するグラディウスでは終盤近くでお馴染みの展開なのですが、各ボスの多種多様な動きは勿論のこと、なんとAC版とは違い各ボスに専用のBGMが用意されているという超豪華仕様。演出としても素晴らしく、秀逸なBGMが光ります。なおボスの順番も変わっていたり、ボスの判定も変わっていたりします(例、カバードコアのシールドが機能していたり、デリンジャーコアのビーム斉射に隙間がある)。

ラスボス用の最終ステージが用意されているのもポイント。ラストらしくこれまでの旅路を振り返りながらボスの元まで突き進むビックバイパーを盛り上げるような勇壮かつ渋いBGMが最高です。ラスボスは演出のようなものですが、それだけに印象的です。

なお脱出ステージは無し。ラスボスを倒したらそのままエンディングです。優しいですね。

BGMに関してはAC版から一貫して素晴らしいの一言です。AC版のボス戦BGMである「dark force」だけではなく新規に追加された「shipe shoot」が大変カッコよくてお気に入りです。それとボーナスステージのBGMもノリノリでいてきらびやかな旋律が特徴的な逸品です。これを聞きたいがために2ステージ目でボーナスステージの入り口に突っ込むのが恒例でした。

グラフィックは当時最先端の美麗かつ書き込まれたものです。ビックバイパーが上昇加工するときのアニメーションは勿論、敵ザコからボスまでダイナミックに動いてくれます。レトロゲーに興味のある方がこちらをプレイしたことがもしなかった場合、是非やってみて欲しい名作です。

 

1990年なので35年前のゲームだそうです。嘘だろ?

というわけで今回はここまで。全クリにちょっと時間がかかりますが、グラディウスあるあるです。あなたも是非往年の名作に触れてみてください。なおSFC本体が必要です。

ではでは。ノシ

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